"俺の地元は最近ヤクザの抗争があって夜になると繁華街には警官が通り事に配置されてるような厳戒態勢だが、
実はかなり前からデンジャーな場所だった。
繁華街と言ってもかなり閑散としていて、俺がガキの頃から殆どシャッターが閉まっていて飲み屋が点々とあるような感じだ。
戦後に一気に栄えて一気に衰えた街らしくビル同士の境がなかったり、
扉を開けると先がなく危うく転落しかねないような作りのビルが有ったり、
裏路地に入ると途中で途切れた階段が有ったりと子供にとっては絶好の探検場所だった。
俺は友人たちと散々探検したが唯一入れないビルがあった。
そのビルに入れないのは鍵がかかっている云々ではなく、構造上絶対に入れない場所にあるのだ。
近くのデパートから見下ろすと、そのビル四方を他のビルに囲まれその間に窮屈そうに建っている。
小さく低いビルだ、デパートからは屋上部分しか確認できない。
なんどもそのビル目指して侵入を試みたがどうやっても辿りつける事はなかった。
デパートから見るそのビルの屋上にはいつも新しい洗濯物のような物が干してあり
人の出入りがあるのは見て取れるのだが、俺には辿りつけなかった。"
週刊弐式(ry - お前らの街にある 怖い噂 (via kazukij)
(via slow-kimi)