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ロシアに赴任していつの間にか3回目のお正月を迎えました。そしてこの3年間毎年年末になると、我々のニジニ・ノヴゴロドのマンションに親戚が来てお正月休みを一緒に過ごしてくれます。今年もモスクワから弟が来て、イルクーツクから母と甥っ子が来てくれました。
とてもにぎやかで楽しかったです。しかし、休みがあっという間に終わり、先に弟がモスクワに戻っていきました。私が寝具などを片付けていると、「掃除洗濯は明日にしてね」と母に言われました。
小さいときから言われていることですけれども、家族の誰かが「旅」に出たら、目的地にたどり着くまでの間片付けをしてはいけないそうです。洗濯も掃除もすべてお預けです。
この季節は毎日部屋干しだから、朝晩関係なく洗濯物がある程度たまったらすぐに洗濯機をまわしてしまうタチアナ。洗濯物の山を目の当たりにしながらも何もできないのはちょっとつらいんですけど、ここでちょっと我慢。
しかも、弟と数時間の差で母たちも帰ったので、結局母がイルクーツクに着くのを待たないといけません。
「うちの子供たちの洋服なら関係ないよね?」と母に聞くと、「う~ん、できれば全部明日まで残してほしい」と言われてしまいました。幸い母たちは電車ではなく、飛行機で来ています。モスクワでの乗り換えなどがあったのですが、翌日には無事にイルクーツクに着き、我が家の「掃除洗濯禁止令」が解除されました。しかし、電車だったら私は4日間も何もできない状態になってしまうところでした。子供の洋服だけはなぜか断離捨が順調に進んでいる我が家。4日間も洗濯しなければ子供たちは確実に着る洋服がなくなってしまいます…。
一体どうしてそんな習慣ができたのだろう?母の説明はいたって単純で「すべて洗ってしまう」と出て行った人には「道がなくなってしまう(дороги не будет)」との一言だけです。これではよくわからないから、母と同じぐらいの年齢のベビーシッターにも聞いてみました。
「だめなのは、床掃除だけでしょ?洗濯は関係ないはずだよ」
と言われてしまいました。
「昔は、お葬式の後、亡くなった人がもう二度とこの家に帰ってこないという意味で床を井戸かどこかから持ってきた天然水で洗っていたんですよ。で、旅の間は床掃除をしてはいけないのは、旅人のことを死人と同じ扱いにしてはいけないからですよ」と教えてもらいました。
「じゃ、ナターシャさんのおうちではこの習慣を守っているんですか?」と聞くと、
「全然。だって、水道水を使ってるからもともと関係ないもん」とあっさり言われてしまいました。
非常にお気楽な考え方で私も気に入りましたけれども、どうも同じ習慣でも地域差や個人差があるようです。
お客さんが帰った後、掃除してはいけないんだって - ロシア駐在日記 (via deli-hell-me)
(via slow-kimi)